キャットフードの添加物(ローズマリー抽出物)

ローズマリーはシソ科に属する地中海沿岸地方が原産とされる常緑性低木です。
深緑色のまるで針のように尖った葉と、白い花、樟脳のような爽やかで強い香りがします。
ハーブとしてはお茶やお風呂、アロマディフューザーなどで楽しまれ、心を高揚させ、集中力や記憶力を高めるとされています。
身体への効果は「若返りのハーブ」とも呼ばれる通り、抗酸化作用で細胞の老化を防いだり、血行を良くして新陳代謝を促進したり、アレルギーや神経痛など、様々な疾患にも効果があるとされています。
キャットフードの原材料に表示される「ローズマリー抽出物」とは、多くの有効成分をもつローズマリーの葉や花から作られた、主に酸化防止剤としての効果を期待されて加えられる添加物です。

添加物としてのローズマリー抽出物の特徴としては、なによりも自然由来の天然成分であるという事です。
化学的に合成された一部の酸化防止剤には発がん性やアレルギーなどの副作用が指摘される物もありますが、ハーブ本来の有効成分をそのまま利用するローズマリー抽出物には、そのような心配がありません。
効能としては抗酸化力が強く、キャットフードの劣化を長く防いでくれる力があります。
またハーブとしては肉料理の臭い消しに使われるほど香りのきついローズマリーですが、ローズマリー抽出物としては食品の味や匂いに影響を与えないとされています。
熱により成分が変化しにくい性質をもつため、高温での加工により製造されるキャットフードでも、その効果を有効に保持できるのは利点の一つです。
ビタミンAなど酸化により活性を失いやすいビタミン類の分解を抑える効果や、ビタミンEなど他の酸化防止剤と一緒に添加されると、より有効性を発揮するとされています。

以上のようにローズマリー抽出物は安定した酸化防止効果を持つ、キャットフードの添加物としては非常に優れた自然由来の添加物といえます。
その安全性についてもキャットフードだけではなく人間の食べ物、たとえば油菓子や水産加工品、即席麺など幅広い食品に使用されるほどの信頼性があります。
したがって猫の健康に影響を与える可能性はほとんどないと考えられ、一般的にはプレミアムフードと呼ばれる高価格帯のドライキャットフードに、劣化を防ぐ保存料として添加される事が多いようです。