キャットフードに含まれているビタミン

キャットフードのパッケージに記載されている原材料を見ると、一般的に「ビタミン類」として、数種類~十数種類が配合されています。
ビタミンとはおおまかにいうと、体の調子を整えてくれる栄養素です。
その種類は現在のところ、13種類が正式に認められています。
猫にとってもビタミンは欠かせない栄養素であり、体に与える効能や適切だとされる摂取量など、ビタミンの種類により異なっています。

ビタミンはまず、水に溶けやすく体の中にためておきづらい「水溶性ビタミン」と、脂に溶けやすく体の中にためておきやすい「脂溶性ビタミン」に大別されます。
キャットフードに含まれることが多い水溶性ビタミンには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸などがあります。
ビタミンB1は活動のもととなるエネルギーをつくり、欠乏すると疲労感や、歩行失調などの神経症状が出る場合もあります。
生のイカやタコにはビタミンB1を破壊するチアミナーゼという成分があり、猫がイカを食べると腰を抜かすという俗説は、ビタミンB1不足による神経症状を原因とします。
ビタミンB2は脂肪の代謝や猫の発育に関係し、不足すると毛が抜けたり口内炎になりやすく、ビタミンB6には貧血を予防したり免疫機能を適切に整える効果があります。
ナイアシンは糖質やタンパク質の代謝に欠かせない栄養素であり、パントテン酸は副腎皮質ホルモンの合成に関わり、感染症を予防する効果があるとされています。
なお水溶性ビタミンの中でビタミンCは、猫が体内で合成できるので、基本的には摂取する必要がないとされています。

そしてキャットフードに配合される脂溶性ビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどがあります。
ビタミンAは最初からビタミンAとして摂取するものと、たとえば緑黄色野菜に含まれるβ-カロチンのように、体内でビタミンAに変換できるものがあります。
しかし猫はβ-カロチンをビタミンAに変える酵素を持っていないので、餌として直接摂取する必要があります。
ビタミンAは粘膜や皮膚の健康に役立ち、不足すると目の病気になったり繁殖に影響するとされています。
ビタミンDはカルシウムの吸収や骨の発育に関係し、不足すると歯や骨、関節に影響するとされています。
ビタミンEは血管の健康にたずさわるほか、脂肪の酸化を抑制する効果があります。
過剰に摂取し過ぎた不飽和脂肪酸は黄色脂肪症(イエローファット)を引き起こす事がありますが、ビタミンEの抗酸化作用で、それを予防する事ができます。

ビタミンには様々な種類、効能があり、その摂取量も含め、猫の発育や健康に影響を及ぼすこともある栄養素です。
キャットフードには複数のビタミンがバランスよく配合され、猫の健康を維持するのに役立っています。
その他キャットフードに含まれている成分についてはこちらをご覧ください。

参考URL
http://www.netgamermt.jp/seibunnmenn.html