ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンキャットフード

キャットフードのなかには「ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用」の商品があります。
このフードは他の一般的なキャットフードと何が違うのでしょうか。
それはペルシャ、チンチラ、ヒマラヤンの猫種としての特徴、性質に起因しています。
まずペルシャ、チンチラ、ヒマラヤンは、血統的に非常に近い猫種です。
チンチラはチンチラという名前の独立した猫種ではなく、ペルシャのなかでシルバーやゴールドの被毛に毛先が黒いという特徴を持つ猫を、チンチラと呼んでいます。
そしてヒマラヤンは、ペルシャとシャムをかけ合わせて生まれた猫種で、外見や性質にペルシャの特徴が濃く出ています。
全てに共通するペルシャの特徴とは、ゴージャスで豊かな被毛とコピータイプと呼ばれる骨太の体型、そしてつぶれたような顔立ちです。
これらは猫種としての魅力であると同時に、特定の疾患、健康上の問題を抱えやすい一面があり、ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用キャットフードは、それらに対応した成分で構成されています。

まずは食物繊維の配合です。
豊かなダブルコートはグルーミングによって体内に蓄積されやすく、毛球症になりやすいという特徴があります。
毛球症とは飲み込んだ毛が消化器官でボール状になり、食欲不振や、悪化すると開腹手術が必要になる長毛種に多い病気です。
専用のフードには対策として、水溶性繊維と不溶性繊維がバランスよく含まれた芋類など、便秘になりにくく腸に優しい良質の繊維が含まれています。
また積極的に運動をする猫種ではないペルシャには、太りやすい傾向もあります。
専用フードには肥満を予防し筋肉質の体型を維持するために、肉や魚など、消化吸収しやすい動物性のタンパク質が多く含まれています。
良質のタンパク質は同時に、含まれるアミノ酸が被毛を美しく保つ効果もあります。
さらにペルシャのようにつぶれた顔の猫は、その骨格的に餌を食べるのに時間がかかるとされています。
メーカーによってはドライフードの形をアーモンド形にするなど、粒の形状にも食べやすいように工夫がなされています。

以上のようにペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン用のキャットフードは、外見的には美しい被毛を整え、バランスの良い体型を維持しながら毛球症などの病気に配慮した、猫種としての特徴を考えて作られたキャットフードだといえます。