激安キャットフードの危険性

キャットフードの値段はメーカーや種類により様々です。

ドライキャットフードを例にして比較して考えると、プレミアムフードと呼ばれる高価格帯のフードが1.5kgで3500円前後なのに対し、低価格帯のフードは同じ1.5kgが600円前後で販売されています。
激安キャットフードは高価格帯のキャットフードに比べて6分の1ほどの価格で購入でき、年間のキャットフード購入量を考えると、経済的にはコストパフォーマンスが良いように思えます。
けれど激安といわれるキャットフードには、安価なだけの理由があります。
その理由が猫にとって問題のないものならいいのですが、猫の健康に望ましくない、また危険性の考えられる理由の場合もあります。

第一が原材料の問題です。
激安キャットフードと呼ばれるフードの多くは、安価でかさ増しできる穀類を主原料としている事が多いです。
なかには原材料の50%以上が小麦やトウモロコシなどの穀類のキャットフードもあり、猫は穀類をうまく消化できないので、過度の摂取は負担になります。
さらに穀類の中のタンパク質が、皮膚炎や下痢などのアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。
また激安フードの原材料には、チキンやフィッシュなど素材そのものではなく、家禽ミールや肉副産物、エキスや粉末など、いったい何から作られた原材料なのか不明な物が配合されています。
これらは病気で死んだ動物や、人間の食用に適さず廃棄処分の肉を集めて作られている可能性があり、原材料に使用される防腐剤には表示義務がない事も合わせ、猫の健康を損なう可能性も否定できません。

そして第二の問題として、激安フードには合成保存料や添加物が配合されている事が多いという点です。
ローズマリー抽出物や緑茶抽出物など天然由来の保存料に対し、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ブチルヒドロキシトルエン)などの合成保存料は、発がん性が指摘されています。
キャットフードには安全とされる量しか添加されていないとしても、長期摂取の場合は疾患の原因となる可能性もあります。
また、見た目や食いつきを良くするために、赤色3号などの着色料や香料が添加されている場合もあります。
これらは素材の色や匂いを誤魔化す目的で加えられるもので、本来的には食用として摂取する必要のないものです。

以上のように、激安キャットフードのなかには猫の健康にとって心配になる原材料や、疾患の原因となる危険性のある添加物が配合されている商品が確かにあります。
激安なキャットフードの全てが危ないという事はなく、保存性やコストパフォーマンスに優れるという利点もあります。
毎日の猫の餌であるキャットフードを選ぶ際は、その辺りの見極めも大切になります。
近年は猫や犬の食事にも気を遣う飼い主さんが増えてきており、無添加のキャットフードが注目されています。

参考URL
http://www.filmworks-online.com/005.html
http://www.nortellearnit.org/borders_slideshow/
https://www.spainembedu.org/articulos.html