毛球ケア用キャットフード

猫はグルーミングをする時に自分の毛も一緒に飲み込んでしまう傾向があります。
少量であれば吐き出す事もできますが、長毛種の猫など飲み込む毛の量が多い場合は、消化器官の中で大きな毛球を形成してしまう事もあります。
毛球症と呼ばれるこの病気になると初期には食欲不振、便秘などの症状が出て、重篤になると固く密集した毛の塊が消化器官に詰まり、外科手術で取り除かなければならなくなる場合もあります。
定期的なブラッシングである程度は対策できますが、毛球ケア用キャットフードを与える事で、体の中から毛球症を予防、症状を改善する事もできます。

毛球ケア用キャットフードと呼ばれる猫の餌は、普通のキャットフードに比べ、食物繊維が多く配合されています。
その量はメーカーにより様々ですが、およそ二倍以上の食物繊維を含んでいるとされ、食物繊維の整腸作用で体内の毛球を、便と一緒に排出させようとするものです。
毛球を便として出す事は、嘔吐するよりも猫の体に負担をかけにくいという側面もありますが、食物繊維の大量摂取には注意しなければならない点もあります。
食物繊維は胃で消化されず、そのまま大腸に送られるので、結果として便が大きくなってしまう場合があります。
もともと便秘がちな猫ならば排便が困難になり、不快感や切れ痔の原因になってしまう可能性もあります。

それを予防するためには、毛珠ケア用キャットフードに含まれる食物繊維の種類にも気を配る必要があります。
食物繊維といってもその性質により、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類があります。
不溶性食物繊維は水に溶けない繊維で、主に穀類や野菜類に多く含まれます。
不溶性食物繊維は腸を刺激して便通を促し、腸内の有害物質をからめとって排出する効果がありますが、摂りすぎると便の容量を過度に増やしてしまう事があります。
水溶性食物繊維は水に溶ける繊維で、主に果物や芋類、海藻類に多く含まれます。
水溶性食物繊維は腸内の環境を整えて善玉菌を増やし、コレステロールの吸収を抑える効果があるとされています。
したがって毛球(毛玉)ケア用キャットフードを選ぶ際は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が、バランスよく配合されている物を選ぶ事が大切です。

参考URL
https://www.vierstra.com/4templates/